腹痛で病院行ったらとんでもない展開になった話

ある日山田さんは猛烈に苦しんでいた

原因は腹痛である

それもそのはずで聞く所によると2週間ほど大きいほうをしてないとのこと。

普段から

「快便すぎるのが悩み」な山田さんにとって2週間の便秘は前代未聞の緊急事態だった。

あまりの激痛に顔が歪む山田さん。

ただでさえブサイクな顔が苦痛によりますますブサイクに…

と思いきや苦痛で歪む顔は意外にも男らしさを感じる凛々しい顔になっている

俺はこの時中学時代に数学で教わった

「マイナス×マイナス=プラス」

の謎がなんとなく解けたような気がした。

一緒にいた俺はそんな山田さんを見て

「救急車呼びましょうか?」

と尋ねた。すると

「いや!まだなんとか大丈夫だ!心配かけてすまないな、……ヌグァッッ!!!」

俺は救急車を呼んだ。

しばらくすると救急車が到着。

俺は救急車を呼ぶ時事前に

「便秘で苦しんでるオッサンがいる」

と伝えていた。

そのせいか到着した救急隊員の表情はどことなくやる気がなさそうだった。

そんなテンションの低い救急隊員と激痛に苦しむテンションMAXの山田さんを見て俺は中学時代数学で教わった

「反比例」

がなんとなく理解出来た気がした。

こうして山田さんは救急車で病院に向かった。

たかが便秘だしこれで一件落着だろう…と思っていた俺だったが

後日大爆笑の話を山田さんから聞かされるのである。

山田さんの本当の戦いは病院に着いてからだったのだ。


病院に着きしばらくすると診断結果を持った医者がやってきた

医者「お待たせしました」

山田「先生…」

医者「山田さん、こちらを見ていただけますか?」

そう言って診断結果を見せる

医者「えーっとですね、山田さんの場合〇〇〇の数値が△△△で、正常では□□□くらいです。しかし、今回は△△△まで行ってますので…クドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクド……というわけです」

山田「そ、それで先生…俺は何かの病気なんでしょうか?」

医者「単なる便秘です!」

山田「………。」

散々長々と説明を聞かされた挙げ句「単なる便秘です!」と言われた山田さんはホッとしたのと同時に猛烈な殺意が医者に対して芽生えたと言う。

普通だったら山田さんは超・短気なので鬼の形相で医者に対して文句をぶちまけるところだが

「怒ったらまた腹に激痛が走るかも…」

が頭をよぎり終始

(・∀・)←この顔を貫き通した

山田「それで先生、これからどういう処置を?(・∀・)」

医者「浣腸を打ちましょう!」

山田→(・∀・)?

医者→(・∀・)b

数分後…

下半身を丸出しに呆然と立ちつくすオッサンもとい山田さんの姿があった。

医者「では行きますね。すぐに便意が来ると思いますが我慢してください。すぐに出してしまうと腸内の便が全て出ませんからね。」

山田「わ、わかりました。ちなみにどれくらい我慢すれば?」

医者「1分頑張りましょう!」

山田「はい…」

こうして山田さんVS浣腸の1分間一本勝負が始まる!

【勝敗基準】
漏らさなければ山田さんの勝ち!(屁は可)

緊張した面持ちの山田さんに対し不敵な笑みを浮かべる浣腸!

いざ勝負!!カーン!

ブスッ!!!

ぶりっ!!!
カンカンカーン!!

健闘の甲斐むなしく山田散る!時間にして30秒!

医者「ちょっ…山田さん!困りますよ!我慢してくれなきゃ!」

山田「いや、だって無理ですよ!先生!」

医者「だっても何もないです!あ~あ~あ~もう!なんてことを…ごめん、君!ちょっと片付けてくれる?」

そう言われ近くにいた看護師がリングの後片付けを始める。

医者「いいですか、山田さん!確かに我慢するのは大変でしょう!ですが、あまりに酷すぎます!」

山田「はい…」

医者「子供だって我慢出来るんですから!それを大の大人が…クドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクド」

この時山田さんは思った

(なんでウンチ出たのに怒られるんだろう?確かに「出した」というより「漏らした」ではあるが結果オーライという考え方も出来るのでは……ブツブツ)

医者「山田さん!!!」

山田「は、はい!?」

医者「話聞いてましたか?」

山田「え?」

医者「もう一回です!!今度は我慢して下さいね!」

( ̄▽ ̄;)←山田さん

というわけでまさかまさかの第2ラウンド決定!

アナルに残った第1ラウンドの残骸を拭き取り山田さんは再びアナルを医者に委ねる。

医者「じゃあ行きますよ」

山田「はい(T0T)」

ブスッ!!!

ぶりっ!!\(^O^)/

カンカンカーン!!
時間にして10秒

またしても戦いに敗れた山田さん。

しかし山田さんの表情は晴やかだった。

【次回予告】

あなたにとって幸せとはなんですか。

幸せと聞いて何を思い浮かべますか?

大切な誰かを想いながら読んで頂きたい話があります。

一緒にジェイドローバルな気分を味わいましょう。

7/3 18:00公開予定

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